コミュニティサイトの愉しみかた

シニア・ナビに新しいコンテンツとして
「チャットルーム」なるものが、開設された。
まだテスト段階なのか、慣れないせいなのか
訪れる人が少ないようように感じる。


わたしもさっそく、入室してみたが運悪く部屋には誰もいなかった。
だれとも会話をすることなく部屋をあとにしたが
履歴を覗くと複数で会話が行われているのは、まだ稀なようだ。


利用する時間帯にもよるのだろう。
そのうち、機能が充実して利用者も増え
和気藹々と会話が弾むだろうと予測している。
サイトの特性や、他との差別化を図る意味で
画期的ともいえる。


コミュニティサイトは他にも「趣○人倶楽部」とか
若い人が多い「○クシィ」といったものもあるようだ。
○クシィには、わたしもまだ籍を置いているが
数年、ほったらかし状態になっている。


入ろうにもパスワードを忘れたりして入れない。
そちらで知り合った同年代の女性の生き方に
共感し、上京するたびに会ったりしていたのに
すっかり無沙汰をしている。
今ごろ、どうされているだろうかとふっと思い出す。


知人は趣○人倶楽部に入り、自分の関心のある「トピ」をたちあげた。
月1回のオフ会のあと決まったように二次会、3次会にまでつきあい
たまに深夜のご帰還となるようである。
それまでまったくネットの交流に関心がなかったのに
今は、教えてくれたお嬢さん以上にはまっている、という。


シニア向けの健全な交流サイトがあるというのは嬉しい。
退職した団塊世代の人たちが口を揃えていう。
「パソコンやネットのない人生なんて考えられない」と。
遠隔地で、まったく面識のない人との交流ができるなど
今の時代の遊びにぴったりである。


けれど一方においては、その交流で新たな人間関係を
築いたかに見えた仲間が、突然姿を消すこともある。
関係が一切途切れるのである。
そのようなときネットの危うさを感じる。
つい先日まで足跡などで短い会話をしていたのに
いったい何があったのか、と驚く。
突然、退会されるとそんなに親しくなくても寂しさを感じるものだ。


目に見えないバーチャルな世界であっても
一人ひとりとのつながりは、現実味を帯び
そのひとに確かな人生の彩を与えたりする。


しかし文章が主体のそれは、実際に会って会話をするのと違い
誤解を生んだり、悩みの種となりかねない要素を含んでいる。
うまく意思の疎通ができて、気持ちよくそのことを楽しめると
ネットのコミュニティサイトの存在意義も深くなる。


いずれにせよ、大人の良識ある判断で交流を行い
自らの成長と糧にできたら、これからのシニア・ライフを
一層、愉しめるのではないだろうか。


数あるサイトのなかで会員同士の親睦が図れる
シニア・ナビの新しいコンテンツ「チャットルーム」に
期待をしているわたしである。


もう桔梗が咲きました。万博公園にて