秋刀魚の味ならぬ、玉ねぎの味だ。
「食べてみて!すっごく甘くておいしい~~ねん」
わが娘と似たような口調で友人がいう。
手のひらに乗りそうな小さな玉ネギを5,6個持ってきてくれた。
有機栽培らしい。
友人もごたぶんにもれず、この手の野菜が好きだ。
こだわりを持っている。
もちろん調味料や添加物などにもうるさい。
「皮を剥くとき、すごい時間がかかるから急いでいるときは、イライラするかも」
友人が言っていたとおり、剥きにくい。
小粒のタマネギは、いじらしいほど薄皮がへばりつき、容易に剥けやしない。
やっとの思いで、涙を流し、3個ほどを剥いた。
友人はすき焼きで食べたらしいが、わたしは、ありあわせの牛と炊いてみた
「タマネギが甘くてとろけそう!」
友人が自慢しただけあり、本当に甘くて大変な馳走を頂いた気分になった。
秋めいて来ると、温かい汁物が欲しくなる。
朝食に、珈琲や熱々のチーズ乗せトースト、サラダなどの
定番も悪くないが、たまに味噌汁が飲みたい。
炊飯ジャーに残っていたご飯に、とろろ昆布を乗せ、昨夜の残り物の豚汁と・・。
アジの開きがあったので焼いてみた。
好きなラッキョウと海苔。
素朴だが栄養満点の朝食。
たまには昔ながらの朝メシもいいか^^
残り物のキャベツやオクラを刻み、干しエビと豚だけでお好み焼き。
オリーブ・オイルを使った簡単サラダとゆず大根の昼餉だ。
野菜がたっぷり食べられる。
夕餉は、大根とじゃがいもがメインのおでん。
スジ肉がなかったので、鶏のモモを使った・・・
少しパサパサ感が・・・
でもダシは十分取れて好きな玉子もしっかり味がつき、おいしかった。
いつも売るほど作るので、食べきるのに難儀する。
おでんは1日ほど置いたほうがよりおいしい。
手抜きをやっているわたしにはちょうどいい塩梅だ。
ふぅ~~大根がうまい。
毎度、粗食三昧の食卓だがそれでも気分はほっこり。
安上がりな日常である。
玉ねぎの味も見逃せない、ごちそうさまだ。