見るともなしにボ~っとテレビなどつけていると
いまに始まったことではないけれど一億総白痴化丸出しで相変わらず
くだらない番組ばかりやっているなぁと感じてしまう。
数年前に総務省がデジタル化に踏み切り膨大な利をあげた
と言われるが、そのわりにはなんと中身のないコンテンツ事業だろうか
公共の電波をこんなにしようもないことで垂れ流していいのだろうかとも思う。
番組の合間には化粧品と健康食品のCM花盛りだ。
往年の女優が年齢に似合わない気持ち悪い若さと、美しさで登場していると
ついに日本もここまで来たかと思う。
アメリカの女優など意外とシワやシミが多いけれど
臆せず堂々と演技で勝負していてそれが却って好感が持てる。
何十万人のひとに愛されているって・・・?
何を根拠に言っているのやら。
また朝から晩まで繰り返される健康食品のCMも老齢のみならず若い世代にも
ターゲットを広げ、「合成の健康食品」をバラまいている。
天然成分は、どこまで信用できるか・・・である。
あれほど供出できる素材が短期間に育つとは思えない。
企業は儲かるためにはなんでもやる、何でも謳えるなぁ~~~♪
と皮肉ってみたくなる。
あくなき美への追求は大いに結構だ。
いまや、韓国と同じように整形など当たり前なのかもしれない。
普通の女性の登場もかまびすしい。
そしてまた眉根を寄せるのが「食べる番組」である。
きゃぁ、キャァ出演者同士で手をたたき、笑いあっている。
天下の放送局NHKですらそうなっている。
まだ「うち食」なるもので家庭で静かに味わう料理番組
ならいいが、どこどこの何なにがおいしいなどレポーターが
現地へ出向き、インタビューする。
「うんっ、おいしいですね」
目を見開き一様に答える。
試食したあとの語彙の貧困さ。
どのように旨いのかさっぱり伝わらない。
新聞や本も読まなくなりスマホ片手にコミュニケーションを
とっている若い世代の現状ってこんなものかも知れない。
メディアに出現するならもう少し言語能力を磨いたらどうだといいたい。
少なくともアマチュアではないのだから。