今日の昼食。
知人が山で摘んだという山椒を持ってきてくれた。
市販のパックに入った山椒は知っているけれど
野生のそれは、初めてである。
何とも言えない自然の恵みともいうべき
かぐわしさを放っている。
棘もいっぱいついていて、葉をむしるときに慎重さを要するほどだ。
山椒は摘んで1週間ほど経つらしい。
それでも多少、水分がとれてクタッとなってはいたが十分
役目を果たしてくれているように感じた。
若竹煮も前日の残りものなので若布がクタッと・・・
筍を1本求めて筍づくしである。
筍ごはんに、若竹煮に、筑前煮のようなお煮しめである。
煮しめは、味をきついめにして煮込んだ。
見栄えはぱっとしないが、おいしかった。
脇役の山椒がりっぱに華を添えてくれた感がある。
自然の恵みに感謝である。
思えば、小さい頃から今の季節といえば
筍を掘ってきて、銘々の家庭でお惣菜のバラエティがあった。
自給自足のような食材の調達が出来ていたものだ。
カタカナ文字のおかずも少なくそれでも栄養失調にも?ならず・・・
欲をいえば筍の天婦羅が食べたい。
でも一度には、こちらも疲れるので適度に手を抜いた。
食べることは楽しい。
旬の自然の山椒をたっぷり食し、満足の昼食だった。