ひと回り年齢差のある友人K宅に招かれた。
仰々しいものではなく、ランチを一緒に
ということから進展した食事会である。
2,3か月に一度は会う仲間でもある。
会えば話は尽きない。
もう一人彼女も、わたしと似たような時期に退職し
つつましいながら、趣味や神社仏閣などの
参拝を愉しんでいる。
「お金は、あるに越したことはないけれど
それなりにやっていけるものよ~」
力強い、先輩たちの言葉である。
わたしが特に彼女たちを尊んでいるのはこの点である。
「小欲知足の精神」を生活のなかに取り入れ
工夫しながら生きている点は見習うことが多い。
先日も突然、一人の仲間の家に押し掛けることに
なったのに、手早くオードブルをこしらえてくれた。
お好み焼きが主のささやかなパーティが
おいしいワインもありの素敵な会に早変わり。
kさんは、昔から料理上手だ。
ありあわせの食材で心のこもった食事を作ってくれる。
豪華なフレンチやお寿司やイタリアンもたまにはいいけれど
「内食」が、どんどん口に合うようになって
一番おいしいと感じる。
具たくさんの団子汁
わたしなど一番彼女たちのなかでは
年少?なのでいつも甘えている。
いくつになっても甘えられるひとが
いるのは居心地がいいものだ。
少しの工夫を重ねることで食卓が豊かになる。
見習うことが多い。
彼女たちは生き方上手である。