参ったなぁ!!

骨折り損のくたびれもうけとは、このことか・・
昨日は焼けつくような陽のなか、ある研修の準備会へ行った。
ぎりぎりの時間に着くと、もうメンバーは集まっており
打ち合わせも予定とおり終わり、さっそく実務にとりかかった。
けれど結局、最終的には完了出来ずじまい。
なんとも不完全燃焼感が残る。


すべてにおいて準備不足が大きな要因であることは否めない。
それぞれが事前から、なすべきことを把握してそれに望むべきだった。
反省することしきりである。
研修会の内容を詰めることに一番の重きを置いていたから
仕方のないことかもしれないが、これを企業のなかに置き換えると
とてもこんな仕事の仕方は通用しないだろう、と思えるできごとだった。


ボランティアだから誰も文句も言わず、好意的に受け止め
時間内に作業を終わらせることに終始している。
何かを企画し、実行するまでは水面下で相当の労力がいる。
開催当日、なにごともなく終了できて当たり前の世界である。


来賓や講師への謝金、宿泊施設の配備などは
もちろんのこと、参加者全員の2日間の行程も密につめる。
おおかたスケジュールも決まり、承認され準備が一歩前進した。


最終の告知段階でブロック別に分け、それぞれに郵送をする。
締め切りの延長、参加費の変更をもう一度パソコンで入力、訂正し
配布物を輪転機にかけ、セットし、封筒にいれる
直前に文書の中のミスが露呈した!
ええーっ!、どっと疲れが出た。
単純なミスであるが、だれも気づかなかった。
ひな型になる文書に一部訂正箇所が変更になっていなかった。


みな「間違っていないだろう」という思い込みがあった。
郵送する前に気づいたから良かったようなものの
すべてをやりなおし!とすると、もうリセットする気力が残っていない。
準備に参加したメンバーは、土曜日でもあるし夕方になると
家のことが気にかかる。


結局、もう一度日を改めてやり直すことにして
その場をあとにしたが、なんとも後味が悪い。
こんなことはめったに経験しない。
それぞれが、なんとなく人任せにしてしまい
安易に、ことに臨んだせいかも知れない。


リカバリーは、余計な経費も労力もかかり気持ちの負担だけ増す。
心しよう。



酔芙蓉(朝は白くだんだんピンクに変色する)