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K子のエピローグ ①

知(痴)人の愛

K子の離婚への渇望は夫の死と、子どもたちとの不和というまったく
予期せぬ形で終結したかに見えたが、「更なる展開」がまっていた。


そのことに触れる前に、今回はK子とわたしとの心の葛藤を
記さなければならない。
 

昨年には、K子の別居から婚活の様々な出来事を記したのに続き、
先日来、夫の突然の死などを彼女の了解のもとに言葉を選びながら記した。
しかし回が進むにつれ、K子が傷ついていないか
嫌な思いをしていないだろうかと始終、気を揉んだ。


こちらは聞いたことや、感じたことをありのままに綴るのだが
読む人の反応は、千差万別で賛否両論が
あるのがこの世の常である。
当のわたし自身は左右いずれにも組せずに中庸か、
もしくは少し彼女の側に立っている。


そんな中での「離婚が成立していないのに婚活などとんでもない」という
声に対しては、倫理観の欠如と非難されても仕方ないとも思っていた。


ただ彼女の場合、家を出て5年以上経過していること。
こちらから再三、正式な離婚についての要求をしたにも
拘わらず、夫側の都合で成立には至っていないこと。
既に夫婦生活は破綻していた、ことなどから
もし、夫の実家から裁判に持ち込まれても
こちらには不利はないと弁護士さんに言われている。


今回、2回目の連載が終わったころにK子から電話があった。
わたしは恐る恐る「気分を害していないか」訊いたところ
「まったくそんなことはない」と言ってくれたので安心した。


ただ「コメントにあった、夫が高収入であるは違っているのよ」と
離婚の一番の原因が夫の浪費と見栄であったと釘を刺してきた。


回が進むにつれ、またK子の気持ちを案ずるわたしが、
友人の女性の生きている様を赤裸々にブログに記すことは
許されるのかと悩まざるを得ない。


そんなわたしの胸中をよそに、昨夜またK子から電話があった。
「続きがあるの!子どもたちと和解したのよ!」という。


それは良かった!
親と子の絆はそう簡単につぶれるものではないし
早々の修復ができて何より、といっしょに喜ぶわたしに彼女は、
また意外なことを打ち明けたのだ。


その内容たるや・・・
生々しいドラマの如しである。
披露してもいいの?と聞くと
「ぜんぜん大丈夫。わたしも、もう強くなったから一人の女の
生き方として知ってもらいたい」というのである。


そんなわけで、K子の了解を得て堂々と
エピローグを、書くことにした。


続く


ひまわりはバレンタイン