あなたの骨は大丈夫?


市の骨密度検診を受けてきた。
数値は似たような値を推移していて
下がってもいなければ特に上がってもいない。
まぁまぁの範疇だと思っているが本当は
もっとアップさせないといけないだろう。


音響的骨評価というのがあり、同年齢の人と比較しての値が
100%に対してどれぐらいか。
20歳代の平均と比較した場合どれぐらいかで骨密度が、わかる。


わたしの場合は同年齢との比でほぼ100%
若年成人時と比べて100%を少し下回る。
特に問題なしと安心していると、隣の女性の値を聞いて驚いた!


63歳で同年齢との比較が134%
若年成人時との比較でも114%だそうで
ずいぶん元気な骨の持ち主である。


いったいどうしてそんなに高いのかと訊ねると
運動量の差があることがわかった。


一日おきにサーフィンをしていて
早朝に車を飛ばし海辺へ行き、愉しんでいるそうな。
こんがりと日焼けした彼女は60歳を越してなお、
ホットパンツ姿で検診に現れ、見事な脚に目を奪われたほどである。
そして毎日一万歩歩く、しかも早足でということだ。


皆努力しているのだなぁ・・・
わたしなど、ぜんぜん運動が足りていない。
50分ほどの散歩とテレビ体操をするぐらいでは追いつかない。
たまに「真向法」のストレッチをやるが
こちらも、もう少し真剣にしたほうが良さそうだ。


骨密度を知ることは「骨粗鬆症」のリスクを減らすことに役立つ。
骨粗鬆症」とは、骨量が少なくなって骨がもろくなり
骨折の危険性が高くなった状態を言うそうである。


高齢化に伴い女性は年々増加の傾向にある。
しかし初期には自覚症状がないため気づきにくく
必要な人の2割ほどしか治療を受けていないそうだ。
骨粗鬆症」は単なる老化現象ではなく予防やその段階に
応じた対策が必要という。


骨折しやすくなる
腰や背中が痛い
身長の低下
背中が丸くなる などの
自覚症状が現れたら要注意だ。


少し姿勢の悪さを感じているわたしも、気をつけよう。


骨粗鬆症」にならないためには
正しい食生活と適度な運動が欠かせないことは周知のとおりである。
カルシウムを多く含み、バランスのとれた食事が不可欠だ。
適度な運動は負荷をかけるほど、強い骨が保たれる。
それでも無理をしないで日常生活のなかで
なるべくからだを動かすようにすると筋力アップにつながる。


布団の上げ下ろしや雑巾がけも、かつて
運動になったものだが生活スタイルの変化で
そのシゴトも減ってきている。
買い物もなるべく歩いて行き、荷物も持つようにしたいが
嵩のあるモノや米など重たいものはすぐ宅配に頼る。
生活のなかでラクを覚えたからだは、どんどん筋力低下する一方である。


「明日の寝たきり」を防ぐために、ふだんから意識して
体を守り、鍛える必要がありそうである。
すべてにおいてラク好みなわたしに、課題は尽きない。
あなたの骨は大丈夫?
よけいなお世話か・・・。



キレンゲショウマ 六甲山高山植物園にて