今年の漢字、わたしの場合

今年の流行語は、震災・原発のこともあり「絆」に決まった。
ほのぼのとした人の温もりを感じさせる言葉である。


わたしは、わが身に今年一番の象徴する言葉として
「壊れる!」を挙げたい。
ひと文字にすると「壊っ」となるのだろうか。



パソコンの不具合については、もう何度も記してきた。
記すほうも飽きてきた感じだが、読んでくださるほうも
「またかぁ・・・」とうんざりされることだろう。


9月ごろに最初の不具合があり、その後ほとんど週に一度の割で初期化を行った。
その後のソフトのインストール、もろもろの設定など・・・
もう数え切れないほど、やった。


あげく12月に入って、あまりの「初期化と復元」を繰り返した結果
ハードディスクが機能しなくなり、いよいよ外へ入院させた。
メーカーのサポートだけでは追いつかなくなり、プロに依頼したのだ。
パソコンが帰ってきて機嫌よく動いてくれたのは、2,3日ほどで
今度は、「デバイスが機能しない・・・」ということで
マウスやリムーバブルなどの周辺機器が作動しなくなった。


もう、何がなんだかわからない。
かろうじて、他にもパソコンはOSの古いのがあるから
トラブル続きのそれは、使わなくてもいいようなものだが
やっぱり多少なりとも新しいし、便利な機能がたくさんついているので、執着してしまう。


不具合について、メーカーやプロの意見を集約すると・・・


ウインドウズのOSの更新と、インストールされているアプリケーションソフトの
バージョンが一致していない・・・ことが一番の要因ではないか?と言う。
それぞれを最新バージョンに更新しても、問題解決不可!
わたしは、メーカーや機種のせいにばかりしていたけれど
そう単純ではなさそうである。


で・・・初期化のあとの作業を繰り返している。
時間の浪費のようで「空しさを感じる」などと
PCに精通している知人女性にこぼすと、
「さまざまな要因でパソコンは、作動しなくなるけれど毎回自分で
リカバリーの処理をすることは大変勉強になる。」
「一つひとつの経験や積み重ねが自信につながるから前向きに捉えましょう」と
元気の出るアドバイスである。


なるほど、確かにそうだなぁ。
何事もひとつの経験と捉えると、起きて来るできごとには意味がありそうな気がしてくる。
徒労だと思えば、とてもしんどいし、やったことが無駄に思える。


1995年に、初めて自分専用のPCを購入し、幾度か買い換えてきた。
ディスクトップやノート型などずいぶん投資してきて
いまでも計4台を所有している。
しかし幸か不幸か、今回のようなトラブル続きは初めての経験だ。


ふだん手足のように使っている愛用のそれが動かなくなると
お手上げにも等しく作業の効率が、低下する。


いま、またわが愛用の「ノートさま」は、ご入院遊ばしている。
またぞろ退院してくると、機嫌を取りながらつきあってもらうことになるだろう。
どうか、お願いしたい。
このような駄々をこねるのは、今年だけにして欲しい、と。


年の瀬にパソコンと相変わらず格闘しているわたしである。
「壊れる」が、自分のからだに関していないことだけでも
ありがたいと思わなければいけないか。