梅雨が明けると、とたんに夏の到来である。
日本の夏は湿度が高く、蒸し暑い。
暑さ真っ盛りの日中に、「熱中症」で病院に担ぎ込まれる人が少なくない。
なんと昨日は全国で2500人以上が倒れたという。
特に65歳以上の高齢者が多いというが
この季節にこのようなことは、昔からあったことなのか?
それとも最近の異常気象も関係しているのか。
かつて、熱中症は小中学生の屋外での運動時に起きるのが
主だったが最近は様相が違ってきている。
この暑さのなか、帽子は、もちろん日傘も差さず
日に照らされた結果のようにも思える。
要するに準備不足というか、自分の身を守る気概が感じられない。
もちろん、仕事などは例外だがそれでも水分補給を怠らないよう
それなりの自衛策を講じる必要もある。
上記と似たようなことを記しているが参考までに。
1 高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。
周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
2 暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
3 水分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールなどアルコールを含む飲料は、 かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに!
(*)日本高血圧学会減塩部会から以下の提言がされています。
・水分は夏には多く摂ることが望まれます。
・塩分は高血圧の人は夏でも制限することが望まれます。
・発汗が多い場合には,水分とともに少量の塩分とミネラルを補給することが 望まれます。
ということで、水分補給とともに塩分摂取も進めている。
今は減塩ブームで塩は悪の根源のように言われているが
免疫学の阿保徹教授や石原結貴は減塩には警告を鳴らしている。
無理をしないでエアコンの活用もしながら想像力を働かせ、
どうしたら「自分の体は自分で守る」ことができるか
真剣に対処したいものである。