泣ける感動ので映画です。

アマチュアオーケストラは一駅に一つ?

『オケ老人!』の主人公・千鶴(杏)は、「梅が岡」の名を冠したオーケストラの素晴らしい演奏を聴いて感激。以前弾いていたヴァイオリンを再開しようと、地域名を頼りに「梅が岡交響楽団」を見つけて連絡をとり、入団します。

しかし、いざ練習に行くと、次から次に現れる年配の団員たちは、演奏会で見事な演奏をしていたオケとはどうも違う様子。そう、千鶴が見た演奏会は「梅が岡交響楽団」(梅響)ではなく「梅が岡フィルハーモニー」(梅フィル)のもの。「梅が岡」違いだったのです。

入るオケを「間違えちゃった!」千鶴。ただ、これ、現実でも決してありえない話ではありません。日本国内には、無数のアマチュアオーケストラが存在し、東京都内では「一駅ごとにアマチュアオーケストラがある」という話を耳にしたことがあります。そして、梅響と梅フィルのように、同じ地域名を冠して微妙に楽団名が違うケースもわりとよくあるのです。なので、オーケストラに入りたいと思ったときは、しっかりフルネームで楽団を確認したほうがよいのです。

オケ老人!03

(C)2016 荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

楽しさが第一?セミプロを目指す?アマオケは目的もさまざま

『オケ老人!』に登場するふたつのオーケストラ、梅が岡交響楽団と梅が岡フィルハーモニー。かつてはひとつのオケだったのが分裂してしまった彼らですが、同じアマチュアオーケストラでありながら、取り組み方は全く異なります。

「梅が岡フィルハーモニー」は、入団に際してオーディションがあり、入団すると演奏会に出るために同じパート内でライバル同士として競い合い、切磋琢磨しています。また、「幻想交響曲」(ベルリオーズ)のような難易度の高い曲に挑戦し、演奏会のために著名な指揮者を呼び寄せるなど、いわばセミプロともいえるオーケストラです。

一方「梅が岡交響楽団」は、かつては伝統ある楽団だったものの、梅フィルと分裂して残った団員は高齢者ばかり。演奏会を開くこともままならず、練習でもみなてんでばらばらな音を奏でていますが、団員たちは仲良しで、練習の後も団員さんのお店で飲み会をしたりと、のんびり音楽を楽しんでいるオーケストラです。

実際のアマチュアオーケストラでも団体の成り立ちや雰囲気はさまざまです。結成の仕方として一般的なのは、地域の音楽好きな人たちが集まる市民オーケストラ、大学で学生たちが作る学生オーケストラ、大学オケを卒業した仲間同士が母体となるOB/OGオケなどでしょうか。そして、有り様も、趣味の延長のような緩やかなペースで練習するオケから、、技術向上を第一に厳しい訓練を重ねるところまでいろいろあります。なお、どのようなオケがいいのかは一概にはいえません。無理をせず楽しむこと、難しいことに挑戦すること、どちらも演奏する醍醐味には違いないのですから。

 

 昨日観た『オケ老人!』は

は、久しぶり泣けた。

 

『オケ老人!』の主人公・千鶴(杏)は、「梅が岡」の名を冠したオーケストラの素晴らしい演奏を聴いて感激。以前弾いていたヴァイオリンを再開しようと、地域名を頼りに「梅が岡交響楽団」を見つけて連絡をとり、入団します。

ところが入団しても幻滅することばかり。

一度は楽団をやめようとしたが

あることがきっかけで、

徐々にやる気が出てきてた!

そしてして、、、