元号は平成から令和に変わった。

天皇陛下が即位、お言葉で「国民を思い、国民に寄り添う」と

1日午前0時に即位した天皇陛下の即位の儀式が、午前10時から皇居・宮殿で行われた。午前1110分から行われた「即位後朝見の儀」では、「国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します」と述べられた。

 

天皇の譲位は202年ぶり。85歳の上皇陛下は4月30日に退位し、天皇の退位等に関する皇室典範特例法に基づく代替わりで、元号は平成から令和に変わった。

 

即位の儀式は午前10時15分に始まり、天皇陛下は「剣璽等承継の儀」で皇位を示す草薙剣(くさなぎのつるぎ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を継承した。

剣璽等承継の儀」は、皇位継承権第1位の「皇嗣(こうし)」となった秋篠宮さまをはじめ成人男性皇族と三権の長、閣僚などが出席したが、女性皇族は出席しない決まりのため、新しく皇后陛下となった雅子さまの姿はなかった。

 

天皇陛下が即位 神器を承継

続く「即位後朝見の儀」では、新しい天皇・皇后両陛下が並んで出席した。

陛下は「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました」と報告し、「この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします」と、思いのこもった口調で述べられた。

 

さらに、平成の時代を振り返り、「上皇陛下は(中略)いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心を御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました」と感謝された。

その上で、「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します」と述べた。

 

 

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一連の儀式を滞りなく終えられホッと

されたことでしょう。