きれいな「肌年齢」を重ねたい。


男も女も歳を経ると諸々、変化することが多い。
肌はその最たる例であり、色素沈着ができ
男の肌は毛穴開き、女のそれはシミやシワが増えてくる。
若いときには抵抗力や免疫力も盛んで、からだの中に
添加物や石油系界面活性剤などが入っても
影響を受けないかに見える。


しかし長年のあいだに蓄積されたそれらは肝臓や皮膚を直撃し、
その結果内蔵や肌を痛めることになる。
「肌は内臓の鏡」と言われる所以である。
肌が落ち着いていると身体の見えない部分も元気であることの
証であるそうである。


わたしが、顔のかゆみ、腫れ、ぶつぶつ、ヒリヒリ、そして
頬のシミなどに悩みだしたのは40代半ばの頃だっただろうか。


最初は化粧品によるかぶれであるとは思いも寄らず
有名メーカー品をせっせと使っていた。
きれいになると信じて使っていたモノが実は、
肌を痛めていたのである。


化粧品による肌の後遺症は「黒皮病」などとも裁判沙汰に
なっているのが数多くあるがメディアなどは一切公表しない。
メーカーの味方なのである。
病気を治すために服用した薬の、
副作用に苦しむ薬害と似たようなところがある。



皮膚科医に見せても軟膏をくれるだけで対症療法にしかならないし
ステロイドが入っているから、いっとき症状は改善する。
使わないとリ・バウンドを起こし、ムーンフェイス状態になる。
どこの皮膚科へ行っても同じような処方である。


ステロイドを常用することの危険性を知っていたわたしは
間引きをしながら使っていたが、一向に埒が明かない。
半年ほどこの状態でわたしは苦しんだ。


そんなとき石油系を一切排除した、自然のモノとの出会いがあり
それまで使っていたのをすべて廃棄した。
果たして結果はどうか・・・


石油系化粧品の害がこれほど自分を侵食しているとは思いもしなかった。
2,3ヶ月してようやく普通のかゆくない、荒れていない状態にもどった。
シミもずいぶん薄れてきた。


要は何もつけないのが肌に負担がかからずベストで
あることは間違いなさそうであるが、悲しいかな今は
大気汚染や電磁波などでも肌を痛めるからやはり守る目的で
使わざるを得ない状況にある。


化粧品に限らず生活のなかには、食べ物、日用品、電化製品など、
からだに影響のあるものが溢れている。
その選択によってその人のその後の人生が変わってくるといえる。


こころとからだの健康を考えるときに、そのことは侮れないことを
経験から学んだのである。


ちなみに「肌のくすみ」に関しては、しっかりメイクや汚れを落とし
泡立てた泡を肌に載せ、こすらない洗顔を進めたい。
すすぎは流水で50回以上バシャバシャと水かけを
するだけでツヤと透明感が生まれる。
今の季節、洗面器に氷をひとつかみ入れ、冷たい流水で
行うと効果は抜群である。


少しの手間をかけるだけで、肌が見違えるようにきれいになる。
年齢を重ねると日焼け、紫外線が特にからだに突き刺さる。
日焼けもほどほどに、健やかに肌年齢をまっとうしたいものである。