きれいな指先も・・・
友人が先日、ペディキュアを施し、指先の美しさが際立っていた。
「甥っ子の結婚式に招かれて、最近は、めったにしないのだけど、
娘がやってくれたのよ」と、まんざらでもない様子。
細長く整えられた爪に、サーモンピンクとピンクの可愛い花をあしらった
キュートととも、言える爪のアートに
いくつになってもおしゃれこころは、持っていたい、そう思った。
しかし・・・
きれいにネイルされた爪のアートは、娘さんによると
「他の人にも同じように手がけたのに、他のひとのは、
剥げてみんなボロボロよ」という。
友人の爪は1週間経っても、見事なままだ。
その差は、何なのかと言うと、二人が指摘しているように
台所の洗剤ではないかと、わたしも単純にそう感じた。
最近のキッチン洗剤は、合成界面活性剤の濃度が高い。
30~40%という数値は大変なものだ。
洗剤に限らず、鉱物油を使った化粧品や、日用品は身近に氾濫しており
特に洗濯洗剤も含めキッチン洗剤は使用頻度が高い。
できることなら、界面活性剤入りを避けたいものだが
比較的、若い年代層にはその意識が薄いようだ。
意識もさることながら、石油を使った製品のほうが、天然素材より安い。
最近のCMでも、除菌するのに、たっぷりスポンジに
洗剤をすりこませる・・・ことを平気で謳っている。
あのきつい洗剤をスポンジに含ませたあと、食器や鍋、そして
人間の手、身体はどうなるのか考えたことがあるひとは
どれだけいるだろう。
目には見えないけれど、毒物は瞬時に体内を駆け巡り
のちに皮膚障害や、肝機能障害を引き起こす。
人間のからだは、口を通して入ってくる異物や毒物は、脳がキャッチして
吐き出させたりして守ろうとする。
そして肝臓で30%ほど、ろ過される。
けれど皮膚を通して入った毒物は、肝臓を通らず、直接体内に
侵入し、解毒作用がないからより深刻である。
洗剤ひとつとっても、製造元や販売もとは、消費者の身体のことなど
念頭になく、これでもかと、華やかな宣伝を繰り広げ、煮沸消毒や日光消毒
を面倒がる消費者をいざなう。
きれいな指先のネイルに話を戻そう。
わたしも40代後半ぐらいまで、毎日のようにネイルのおしゃれはしていた。
しかし、年々爪が白っぽくなり痛んでくるのがわかり、やめた。
鉱物油でできた化粧品などと同じく、それらは皮膚呼吸を妨げ
ひいては、身体の外に排出することなく蓄積され、がんや
アルツハイマーなどの一要因となり得るのだそうだ。
食生活と同じレベルで、日用品や化粧品の成分表示などには
こだわりたい。
「経皮毒が脳をダメにする」竹内久米司著書を10年ほど前に読み
いっそう、その怖さを知り、ネイルひとつにも、考えるようになった。
短く切った爪に、ぽっちゃりとした指。
シミとシワが増え、美しいとは言えない、わたしの手。
でも鉱物油を使った製品は一切排除している。
いつも思う。
何が自分にとって大事で、そうではないかを見極める目を持つこと。
そして、選択の重要性を。