要人扱い?


大韓航空機爆破事件の実行犯 金賢姫・元北朝鮮工作員が
23日午後、3泊4日の滞在を終え、日本政府のチャーター機で
韓国に帰国した、というY紙の記事を読んで・・・


滞在費は4日間で、約2,000万円かかり、その経費は
政府の拉致問題対策本部の予算約12億円から支出されるのだという。


鳩山前総理大臣の別荘を使い、帝国ホテルでの夕食会、
へりを使った移動と東京遊覧など、贅沢な滞在とVIP待遇である。


拉致被害家族にしてみれば、わらにもすがる思いで少しの
情報でも欲しく、金賢姫・元北朝鮮工作員との面談が
光明を射す希望に見えたのだろうが・・。


ある情報によると・・・


20日未明に来日した金賢姫は、23日まで日本に滞在したが、北朝鮮ウオ
ッチャーが予測した通り拉致に関する新情報は無かった。


韓国メデイアだけでなく海外メデイアも金賢姫来日については冷淡である。
英インディペンデント紙は「ジェット機爆破事件の北朝鮮元工作員
が日本で歓迎される」と題し、もっともありえないスパイ物語と報じた。

また、日本国籍の偽造パスポートで大韓航空機爆破を試み、一度死刑を
宣告された金元工作員は、東京の羽田空港で逮捕されなければならない。
にもかかわらず、彼女の地位は犯罪者どころか、まるで要人扱いだ、と
金元工作員の待遇を疑問視している。


さらに英ガーディアン紙は金元工作員がこれまでにも被害者の家族と何
度か会見しており、新しい情報が提供されることは期待できないとした。
日本のメデイアの熱狂的な報道振りとは対照的である。
と記している。

※※※


彼女は拉致事件の「生き証人」であり、北朝鮮に利用された被害者でもある。
しかしたくさんの命を奪ったテロの実行犯に変わりにはない。


なぜ、いま厚待遇で、もてなすのか。
拉致被害家族の心情に付け込んだ管政権の人気取りだとも言われるが、
高額な経費を使う割には、お粗末な策に思えて仕方がない。



鹿の子ゆり