「まごわやさしい」

歯科医師で料理研究家の田沼敦子氏は、食物をかむ回数を
増やすには和食が良いとしている。


おまじないのような、「まごわやさしい」は
実は和食で使われる食材のことである。


ま・・豆類、豆腐製品
ご・・ゴマ
わ・・ワカメ、昆布などの海藻類
や・・野菜類
さ・・魚、イカ、貝などの魚介類
し・・シイタケなどのキノコ類
い・・イモ類


食物をよくかむのは、消化のためだけではない。
満腹感をもたらすので、食べすぎを防いだり、唾液の分泌を
促進して、口内を清潔に保ったりする。
脳の血流を増やすため、認知症の予防にも効果があるとされる。


和食は脂肪が少なめで食物繊維が豊富なので
同カロリーの洋食より量が多く、たくさんかむ必要があるのだそうだ。


上記の頭文字の食材を覚えると、わかりやすい。


かむ回数を増やすために、大きめに切る、水分を少なくする
加熱の方法や時間を調節する、といった調理の工夫も効果的だという。
薄味にすると味を感じようとしてよくかむようになるという。


ずっと以前にも噛むことの効果を、書いた。
噛むことプラス和食の提唱である。
わたしなど、せっかちだから、すぐ飲み込む。
年齢とともにあごの筋肉も衰えてきて
あごが貧相になったように感じている。


元気に噛もう、和食で回数を増やそう、と思っているけれど・・・。