いやぁ、泣けるほど大笑いした!!

ロビン・ウィリアムズジョン・トラボルタ演じる「オールド・ドッグ」
たまたまビデオ屋さんで借りたものだけれど、これが抱腹絶倒!
正式名「オールド・ドッグズ」(Old Dogs)は、
“年配のナンパやろう”というところか。
今年は、いや最近になく笑いのヒット作だ。


ロビン・ウィリアムズは、好きな俳優のひとりであり、
いつもヒューマンな役どころが多いので
じわっと心に染みる内容を期待していた。
ところが・・・
いやぁ、ほんとお腹がよじれるほど笑った!


仕事のパートナーであり親友でもあるダン(ロビン・ウィリアムズ)と
チャーリー(ジョン・トラヴォルタ)は、これまでで
最も重要な契約を控えていた。
相手は日本のニシムラと言う企業なのであるが
アメリカ人からみた日本企業へのアプローチの
仕方がまたおもしろい。

そんなとき、ダンは7年前にひと晩だけ共に過ごした
女性ビッキー(ケリー・プレストン)と再会する。


彼女は双子を持つシングルマザーで、しかも子どもの父親は
ダンであるというのだ。
ビッキーは、わけあって刑務所に入ることになり
2週間だけダンが、子どもたちの面倒をみることになる。


子どもに慣れていないダンと、独身貴族で女性をみたら
口説いてしまうチャーリーが、
大切な仕事と子守に振り回され、それでも少しずつ
人間的な側面を見出していくストーリーである。


子どもたちが、父親にねだるリストを一つづつ
こなしていく過程のなかでのドタバタがおもしろい。

二人のおじさんは初老にさしかかっており
それぞれサプリメントや薬をどっさり持っている。
たまたま、洗面所の扉の中にあるそれらを誤って
落としてしまった子どもが、両方の薬をごちゃごちゃに混ぜてしまう。
それには高脂血症の薬や、脳梗塞予防などの薬も含まれており
知らないで服薬してしまった二人に、とんでもない体の変化が・・・。


ひとりは、大事な接待ゴルフのなかで舌のろれつが廻らなくなり
一緒にコースを廻っていても会話ができない。
距離の感覚がつかめず、ボールをとんでもない方向に飛ばすなど
本人が一番びっくりするけれど、どうしようもない。
本来、現実場面では、恐ろしくやきもきする場面ではあるけれど
それがなんともユーモラスに描かれており同情するより
笑いを抑えるのに必死である。


もうひとりは、取引先の「お別れ会」に招かれる。
哀しいセレモニーの場なのに、薬を間違って飲んでしまったばかりに
顔の表情がどんどん変わっていき、ついには唇の両端が吊り上り
楽しそうな嬉しそうな表情になってしまう。
自分ではどんなに意識して戻そうと思っても直らない。
「そんなに楽しいの?!」
取引先の女性の怒りを買ってしまう。


こういう一つひとつのエピソードが、二人の意図しない方向に
進んでしまい、子どもたちにも呆れられるが・・・・。


ディズニー特有のふんわりした物語が
大笑いのあとに、心地よい快感として残る。
さすがディズニーだなぁと思わせる。