ようやく・・・

 

 24日から始まる我が作品展の出品作を、会場の画廊に発送した。

22日の搬入に合わせて早めの発送で、全部で大小合わせて45点ほどある。

お預かりしている山田みち子先生の絵を始め、生徒さんたちの大切な作品を

梱包して送るのだから、破損しないかと神経を使う。

 

 

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これまで2回ほど横浜での絵画展に出展し、自分のをⅠ枚だけ

発送して気楽だったものが、全部を一括して送るというと

当り前だが、責任は重い。

額にはアクリル板を使用していて割れる心配は薄いが、

やはりいろいろ気にかかる。

 

梱包などが不得手なわたしは、プロの業者に頼むつもりでのんびり構えていた。

ところが、ネコちゃんや飛脚さんやユーさんなどへ電話で打診すると

どこも梱包はしない、ということである。

 

参ったなぁ!

慌てて準備にかかった。

家にあった引っ越し用のパッキングケースが3個ほどあったのでそれも利用し

大きさと作者ごとに分類して収め、あとはエアパッキン(プチプチいう保護用シート)

数個ずつ包み、ひもで縛った。

この縛る行為が、わたしの場合、頼りない。

女の細腕でしかも握力がないから、ユルユルになり

ほどけやしないかと心配になる。

 

A1サイズの額に入った先生の作品は、丈夫に上手に梱包されて

関東から送られてきたのを、同じようにすることができない。

見よう見真似で何とか出来たけれどやはり、気にかかる。

集配に来てくれた業者に確認すると

「これだけ頑丈に荷造りしていれば大丈夫です」という。

ホンマかな・・・?

とにかく無傷で、無事に会場に届くことを祈る。

 

慣れない手つきで奮闘し一日がかりの作業となった。

それにしても、ひとつわかったことは・・・

商品の選び方が悪かったせいもあるかも知れないが

最近の100円均一のモノは使えない!ということだ。

 

いつからこんなに粗悪品になったのだ!と怒りすら湧いてくる。

ガムテープにしろ、セロテープにしろ、薄くてすぐにプチプチ切れ

あまりに薄くて切れ目もわかりづらい。

切れ目を探すのに余計な時間を食うこと!

せっかちなわたしは、よけいにイライラする。

作業の進捗もそのせいで進まなかったと言い訳してみるが

それでも使い勝手は、かつてのそれに比べ数段落ちていた。

「安かろう悪かろう」は、いただけない。

 

作品の搬出で、一歩を踏み出し安堵しているが、のんびりしておれない。

なにかにつけ鷹揚なわたしも、少しキンチョウしてきた。