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村岡花子の生涯と柳原白連

 

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NHK朝の連続ドラマ「花子とアン」を楽しみにしている。

原作は、村岡恵理さんの「アンのゆりかご

村岡恵理は、花子の孫にあたるらしい。

 

 いつの世も、偉人排出の背景には親の、子へ対する深い愛情と先見性が伺える。

子どもの特性を生かし、小さな芽生えた才能をどうみつけ、

どう育むかが、人生を左右する。

そういう意味で花子の親も偉大だと思える。

 

 貧しい小作農家でありながら、幼い花子に絵本を与えたことで

我が子の非凡な才能を見抜いた父親。

東京のミッションスクールに入れたことが花子の生涯を変える。

 

 ご存じ「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子の明治・大正・昭和に

かけての生涯を描いたドラマであるが見逃せないのが、

当時の大正3美人と謳われた女性が同じ学校に在籍していたことだ。

 

連子、のちの柳原白蓮と、アイルランド文学者で

「灯火節」のエッセイなどで有名な芥川龍之介の晩年の恋人、

堀辰雄の「菜穂子」に登場する片山廣子である。

 

 ドラマのなかで、仲間由紀絵扮するプライドの高い連子が寄宿舎に入ってきて

石炭王との見合い話があるころから、ひょっとして「柳原白蓮」では?と

感じていたが、やはりそうだった・・・

 

 以前、林真理子の「白蓮れんれん」を読み、白蓮には、関心を持っていた。

けれど、村岡花子と深く関わっていたことは、知らなかった。

 

 花子は学校で翻訳の力を身につけ、腹心の友と慕う連子と親しくなり、

あの時代において、革新的な考え方や生き方などの影響を受ける。

また、片山廣子とも同人誌などでも関わり、小説を書くよう勧められる。

 

余談だが・・・・

 連子は、大正天皇の実母”柳原愛子”の姪で、大正天皇のいとこであり

華族出身でありながら数奇な運命をたどっている。

親子ほど年の違う大金持ちと政略結婚させられるが

その後、歌を通して、8歳年下の帝国大出の男と出会い、

世間を賑わす大事件「白蓮事件」を起こす。

波乱な生き方であるが悔いのない生涯を閉じる。

 

 1939年、花子が46歳の時、第2次世界大戦が始まり
日米関係の悪化と共に、英語は敵国語とされ日本で奉職してきた

カナダ人宣教師ミス・ショーが、帰国を決意。

このときに手渡されたのが、「赤毛のアン」の原書だった。

 

最終的に「赤毛のアン」は、1952年(昭和27年)

花子、52歳の時に出版される。

 

 想像力たくましい花子の生き方が、「赤毛のアン」に

そっくりなのがおもしろい。

 

 それらの関わりがドラマにどのように描かれるのか楽しみである。