うれしいなぁ
このところ感動ばかりしている。
何が嬉しいって、こんなに弾むニュースもめずらしい。
鳥肌が立つ思いだ。
人間が、じかに接することの醍醐味を味わっている。
「すっごく、変わりました!」
「楽しくてどんどん描けちゃいます〜」
「いろいろお話し出来たことで何かが吹っ切れました!」
「センセイのおかげです〜〜〜」
スカイプの中で彼女の弾けそうな声が響く。
メールで作品も添付されてきた。
いやぁ、拝見して驚いた!
これじゃぁ、わたしのような未熟者の師など要らない。
メダカの学校ではないけれど、
どちらがセイトかセンセイかわからない。
俄然やる気が出てきたようである。
彼女の中で諸々「気づき」があり、会って良かったと
意気揚々と報告してくれる。
こちらの方こそ、はるばる名古屋から訪問してくれて
それに見合う成果があったのだろうかと、内心疑問視していた。
どうやら、会って話すことで彼女のやる気を引きだしたようなのだ。
「とっても嬉しいです!」
「こんなの初めてです!」
弾んだ声のトーンはどんどんあがる。
もともと素養のある方である。
こちらの助けなんて露ほどもない。
それにしても人間の可能性やいかに!
こちらが励まされ、元気をいただく。
彼女とは先日こちらのブログ「遠路はるばる」で紹介したひとのことである。
彼女はパソコンのインストラクターをしており
主にワードやエクセル、アクセスなどを教えている。
ところが昨今の水彩画ブームとパソコンでの絵画に
関心を持つ人がその教室にも増えてきて
「パソコン水彩画」も受け持つことになった。
でもパソコンに詳しくても絵を描いたことがない。
描くのが好きではない、得意ではない。
自分はできないと思っており苦痛に感じるほどだった。
ソフトの使い方だけでよければということで
生徒を引き受けているが、それでも描けないということがどうにも悔しい。
何とか打破したい。
自らもどこかに習いに行きたいが、どんなところを選んだらいいのか
悩んでいたときに、たまたまメルマガで、わたしのホームページを知り
また、ブログもリンクさせていたことで、関心を持ってくれ
わざわざ大阪のこちらまで足を運んでくれたという次第。
わたしは
『教えることは学ぶこと!』Teaching is Learning Twice Over. を
モットーとしている未熟者である。
少しの機縁で人間の持つ可能性がどう花開くか未知数だ。
それぞれに持ち合わせたカラーがありそれをどう引き出すか。
それだけに多少の責任と緊張が伴う。
でも難しく考えないでソフトで遊ぶ、楽しむが
上達への極意のように思える。
子どものような無心な「遊び心」に勝るものはない。
こちらも「学ぶこと多し」である。
それにしても素敵な作品≪やまおだまき≫だ。
繊細な彼女の人柄が現れている。
センセなど要らないのではないか。