大阪の雪は、すっかり姿を消し、ビチャビチャ道路も普通になった。
雪は、たまに降るとロマンティックで、子どももネコも外を掛け回りたいほど
ワクワクするが、まだ雪の影響で雪かきの労働や、移動が出来ずに
大変な思いで生活をされている処がある。
他の方のブログなどで知り、気候の影響の大きさを思う。
雪かきなどで怪我や、お疲れが出ませんように、と祈るばかりだ。
足元もすっかり落ち着いた昨日、こちらは安心して外出。
午後から美容室に行き髪をすっきりカットし、ついでに眉も整えてもらった。
髪型と眉でずいぶん、顔が変わる!
少し若返った感がある(かなぁ・・?)
美容室から帰り服を脱ぎ、お茶を飲んでくつろいでいると
友人から映画の誘いが・・・
大阪駅に併設された「大阪ステーションシティ・シネマ」で
「エヴァの告白」をやっているという。
以前から観たいと思っていた映画だが、わが近辺ではやっていない。
大阪では唯一上映される処のようだ。
指定の上映時間には間に合う!
画像は借りました。
慌てて脱いだ服をまた着て、電車に飛び乗った。
40分ほどで着くのだが大阪駅は寒い!
これだけ北との温度差はあるのかとお上りさんは感じた。
グランフロントや大阪駅周辺は、人でいっぱい!
若者やチビちゃんを連れたファミリー層であふれていた。
最近はこの騒音が耳に響くようになり、疲れを覚える。
映画は・・・
『1921年、ポーランド人の姉妹が祖国の戦火を逃れアメリカへ来て、ニューヨーク湾のエリス島にある移民局で入国審査を受ける。その巨大な建物が牢獄のようで、不気味に重苦しく、姉のエヴァ(マリオン・コティヤール)と妹の運命の不吉さを予感させずにおかない。
エヴァは審査の結果、病ゆえに隔離された妹と別れ、自身も強制送還されかけるが、見ず知らずの男ブルーノ(ホアキン・フェニックス)に助けられ入国を果たす。だが、彼は移民の女性を食い物にする人物だった。エヴァはニューヨークの下町の劇場でストリップに近いことをやらされ、転落の道を歩んでゆく。』
映画評より・・・
ジェームズ・グレイ監督・脚本・製作による2013年のアメリカ映画だ。
病気の妹の治療費を得るために、生きるために娼婦に身を落とし
必死に生きるエヴァ。
敬虔な信仰を持つ彼女がある日、教会を訪れ「エバァの告白」が始まる。
生きるために彼女が犯した罪とは?
映画のなかに現れていないが移民船のなかではレイプされるなど
凄絶な体験をしたのだ。
告白のなかで次々と出てくる懺悔・・・
1921年という時代背景の厳しさ。
アメリカへの入国手続きで長い列をなす疲れ切った
暗い顔の人々の姿に、アウシュービッツ収容所を連想した。
何となく後味の悪い映画だったが最後に、騙してエヴァを娼婦に
落とさせた男との精神的なつながりが見えたことが救いだった。
映画を見終えると友人と映画の感想を語り合い食事をして別れた。
大阪駅で電車を待つ時の風の冷たさに、やっぱり2月なのだと
心底、感じた。
春はまだ遠い。
雪で生活に支障をきたされている方々の安穏を心から願う。
そういうわたしも、明日、あさってと富士山を観に行くバスツアーに参加する。
雪などで渋滞に陥らなければ・・と、ちょっと心配だ。