冬枯れの街、そして大阪城

 

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半月ほど前に撮った大阪城である。

11階の部屋からみる大阪城は薄いはっか色の屋根と、白い

壁のコントラストが上品だ。

周囲の堀なども威張っているように見える。

 

夜はビル群の小さな灯とともに、大阪城のライトアップが施され

紺色の夜景に薄い衣をまとったようなあでやかさを醸している。

とても色っぽい。

毎日飽きずに眺めている。

本当にぜいたくな「ホテル暮らし」なのだ。

 

赤や橙いろの木々は、いっそうその色彩を濃くしているけれど

ずいぶんと葉が落ちていて寂しくなった。

真冬に向かう今の時期・・・

まさか都心の病院で過ごすことになろうとは・・・

発症直前(10月中旬)までまったく予測もつかなった。

生きていると予期せぬことに遭遇する。

でも、ありがたい!

 

毎朝、目覚めたら天や神さまに感謝である。

そして今日一日の無事を祈るのである。

ありがとう。

 

大阪城を描こうと思い、写真に収めたけれど

いっこうに描けないでいる。

構図も難しく、第一まだ気力がない。

もうしばらく待とう・・・

 

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