ぐっと秋!

朝晩の涼しいこと、急ぎ足で秋がやってきたかのようだ。
突然のそれはちょっと戸惑う。


昨日、出かけるとき一番に、着ていく服を思案した。
それまでの夏色、綿麻素材、カジュアル一辺倒に気後れがした。
出先は、京都にある百貨店での絵画展である。
ちょっぴりおしゃれもしたい。

しかしこの肌寒さは意外で予期していなかった。
慌てて、秋モノのジャケットを引っ張り出した。
でも日中は、まだ暑い。
すべて秋色感覚では通りそうもない。
涼しくなったらなったで、女はそのことで頭を悩ます。


ベランダの花たちも、生き生きとみどりが増してきた。
ペチュニアもこぼれ種から野菜のような
やわらかいグリーンの新芽をだして日ごとに成長している。
シュウメイギクを先日の留守で、枯らしそうになった。
ようやく元気を取り戻したようだ。


もう少ししたら、クリスマスローズを移動させよう。
この夏の暑さに参らないよう、大切な鉢を
玄関前に非難?させたていた。
種から発芽した小さな株30鉢ほどはすべて全滅だ。
もっとこまめに管理すれば良かった。
悔やまれる。
クリスマスローズは暑さに弱い。
寂しいけれどまた来年に挑戦しよう。


ベランダの彩りに「日々草」の苗を求めた。


地味な目立たない花だけど、よく見ると何と愛らしい!
毎日つぼみが増え、クローバーのような可愛い花を咲かせる。



籐の敷物が素足に冷たく感じ出した。
綿のカーペットに敷き換えなくては・・・。
秋を感じると、部屋の模様替えをしたくなる。
温かみのある、ふんわりとした雰囲気を醸しだしたくなる。


雑然としたリビングの白い壁面に、旧いタペストリーをかけてみた。




もう20年以上も前に作成したもので、何度もの洗濯や変色に耐えている。
でもソファの色とマッチして、部屋が妙に落ち着いてきた。
懐かしい色彩、ほっとする感じがある。
大きさは、ベージュのほうがB1全紙ほどある。
そして紫のほうがその半分ぐらいだ。
旧いパッチワークのタペストリーは、斬新さに欠けるけれど
それなりの味わいがあり、久しぶりの出番を
それらも喜んでいるように思える。


季節が変わると、忙しい。
でもワクワクする。
ちょっとずつ、変えよう。