16日から18日まで関東で小さな旅を楽しんで来た。
バタバタと走りっぱなしの珍道中は、3人という少人数のせいか
温泉と山々のドライブも涼しく快適で、また親しみのある旅になった。
あいだの17日(土)は、横浜で開かれる作品展へ行くという暴挙?である。
迎えに来てくれ、そのまま草津へと直行である。
ロングドライブの始まりだ。
道路も空いていて、子どものようにワクワクする。
メンバーはいつもの顔馴染みと初対面の人であるがすぐに仲良くなった。
飛行機の中から見た富士山。
草津温泉は10数年前に友人たちと信州を訪れて以来だ。
群馬の街並みなどを見ていると当時の車での旅を思い出す。
女性ばかり10人ほど大型のワゴン車に乗り、温泉巡りをした。
途中で饅頭を買って食べながら、喫茶店に寄り珈琲を飲むと
必ずお茶うけにリンゴのおまけがついていた。
今もそうなのだろうか。
リンゴやナシやぶどうなどの産地でもあり、至るところに
果樹園と直売店があり、買いたいなぁという気持ちも動いたが
あまり荷物を増やしたくない一心で我慢した・・。
旅を一段と楽しくさせてくれる。
温泉に詳しいメンバーのひとりは、硫黄の匂いのする温泉が
好きだと言い、そちらを計画してくれた。
わたしたちも、異論のあろうはずがない。
お任せコースだ。
草津の途中の有名な?温泉でしっかり湯に浸かり
翌日の展覧会会場への移動も考慮に入れ
夕方、高崎駅近くのホテルまで戻る。
朝から強硬スケジュールで、みな宿に着くとすぐさまパッタンキュー!
昼間たっぷりしゃべったので寝るのは早い。
ときどき車の窓を開けるとひんやりした風が入る。
何と言う贅沢なひとときだろう。
朝、蒸し暑い関西の地に居たことなど信じられないほどで
神様に感謝したい気分になる。
冒頭の「歌う道路」の出没である。
噂には聞いていたけれど、スピードを落とし、耳を澄ますと聞こえる♪
「♪草津よいとこ、一度はおいでぇ どっこいしょ~ぉ♪」
トロンボーンのような音で間延びした曲が聞こえる!!
一同、笑ってしまった!
まったく、うまいこと考えたものである。
発案者に何か賞でも渡したいぐらいだ。
いまや地方では「ゆるきゃら」ブームで
ネーミングも形もバラエティに富んだものが多くそれはそれで
町お越しには充分貢献しているのだろうが
このような遊び心なども、面白いのではないか?
草津からの帰路、突然激しい雷雨に見舞われた。
空が真っ暗になり大粒の雨が視界を遮るほど打ちつける。
あちらこちらでカミナリの光が見え、轟いている。
不思議と怖さは感じなかった。
カミナリには車の中が安全だと聞いていたからだ。
雷雨が収まると、スカッとした青空が広がり
肌寒いほどの気温である。
この地域は、毎日のように雷雨があるそうで、蒸し暑い大阪に
少し分けて欲しいぐらいだ。
ホテルを出発。
しっかり一日を作品展会場で過ごすと、またもや夜は近くの箱根まで行く。
箱根は昨年サークルで訪れたばかりで、強羅や大湧谷が懐かしい。
横浜から1時間と少しで行けるから気楽なのと、
やはり緑がいっぱいなのは気分がいい。
下界の暑苦しさがウソのようである。
たっぷり新鮮な空気を吸い、元気はつらつと帰路についた。
作品展へ行くことが主なのに、小さな旅がメインのようになってしまったが
このようにあちこちと気軽に行ける処を企画して、案内してくれる
ネット友の存在をありがたく思う。
いつか関西にもぜひ、いらしてくださいね。