小さなちいさな「パソコン水彩画教室」を運営している。
絵を描く処というより、よろず相談所のような感もある^^
さろんのような雰囲気のなか、休憩時には紅茶や菓子でもてなし
プライベートな話しに耳を傾け、さながら「カウンセリングルーム」のような
様相を呈するヘンな教室なのである。
「話を聴いていただいて、すっきりしました」
年齢の違わない生徒さんが帰って行く。
マン・ツー・マンに近い個人レッスンだからできること。
「生徒と一緒に成長する」未熟なセンセが、教室開講3年で
梅田の一等地の貸しギャラリーで作品展を来月、開く。
(10月24日(木)~29日(火))
地元の公共施設で開いても良かったのだが
ネットで親しくなった方にも足を運んでいただきたいと
いう願いから会場選びには、こだわった。
立地やアクセスも展覧会開催の重要な要素である。
会場は、昨年から1年かけて探して歩いた。
わが居住地から、50分はかかる梅田の茶屋街界隈には
古くからのギャラリーが名を連ねており、人気の場所や
知名度のある処は、時期になると予約がいっぱいのようである。
開催時期に余裕があったので、あちこち見て回ったが
「帯に短し、タスキになんとか」で、なかなか選択できなかった。
最終的に気に入ったのが、JR大阪駅から10分足らずに位置する
「芝田町画廊」である。
最近「グランフロント大阪」もオープンし、スポットを浴びていて
その地に近いことは、プラス要因のひとつでもありそうだ。
「芝田町ギャラリー」は、開業歴が浅いせいか、予約はそれほど詰まっておらず
希望の日時に予約を取ることができた。
落ち着いた静かな雰囲気の会場である。
オーナーさんや責任者にも会い、じっくり相談に乗っていただいた。
初めての経験だから不安要素は、たくさんある。
「無名の若い画家を育成したい」
「画学生を支援して才能の開花を見守りたい」という
オーナーさんの心意気が、素晴らしい。
これだけの場所をそのことに開放されるということに頭が下がる。
こちらは若くはないシニアの、パソコンで絵を描く
ということにも、不慣れな者ばかりの集団である。
主催する方もドキドキするが、ギャラリーでも初めての試みらしい。
作品展に関しても、まったくの初心者ながら、こちらも
レイアウトや作品の見せ方などにも多少は、こだわりたい。
ギャラリー側がスポットや飾り付けなど手伝ってくださる、と
いうから安心している。
なかなか良心的だ。
「絵は、額に入れて会場に飾る」までが完成という
電彩アート主宰・山田みち子先生の言葉も耳に残る。
愉しみながら、模索しながら、一緒に歩んできた数少ない生徒さんも
俄然、今年は展覧会に向けて気合いが入っている。
いよいよ会期を2か月切ることになった。
小さなちいさな作品展の、準備を進めているところである。