あけまして おめでとうございます

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「新しき年の始めにかくしこそ 千歳をかねて 楽しさを積め」

新年にあたり、きょうからまた千年の繁栄を思って

楽しいことを積み重ねようと、いう意味らしい。

 

 

古い和歌にあるように、年の始めにあたり

清新な気持ちで喜びの日々を重ねていきたい。

 

 でも現実は、平凡な日常の繰り返しである。

いまでこそ、安穏とした日々を送っているが

なかなか現実はそう甘くはない。

 

 しかし・・・

ヘルマン・ヘッセの小説「シッダールタ」という釈尊の

物語に「世界をそのままに求めることなく、単純に

幼児のように観察すると、世界は美しかった、月と星は美しかった」

と、あるように、「単純に幼児のように」という視点が

日々を清新に楽しく過ごすコツとも言えそうである。

 

 わが家の3人のチビたちを見ていても

「あれは何?」これ何?の質問の連続でくたびれるが

好奇心やエネルギーのかたまりは、老境にさしかかった

わたしにはまぶしくて、教えられることが多い。

 

 年末に読んだ佐藤愛子のエッセイ「わたしの遺言」のなかで

昨今の神社仏閣の参詣には、お願いごと多しだけれど

朝、太陽に向かって礼拝し、感謝の意を現すことが

自身の波動を高める、とも、ある。

波動とは内面、人間性のことだ。

少しの気持ちの持ちようが、こころ豊かに暮らせるようにも思う。

 

 2014年の幕が開いた。

さぁ、今年はどのように一年を飛翔させるか、ワクワクしている。

幼児の視点でものごとを観察してみよう。

今まで見過ごしてきた感動がどんどん増えそうな気がする。

そして小さな気づきを、感動を、絵や文章で表現できたらいいなぁ。

そんなことを元旦からツラツラ感じている処である。

 

 今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

羽子板は、子どものころ夢のあるものでした^^