「新しき年の始めにかくしこそ 千歳をかねて 楽しさを積め」
新年にあたり、きょうからまた千年の繁栄を思って
楽しいことを積み重ねようと、いう意味らしい。
古い和歌にあるように、年の始めにあたり
清新な気持ちで喜びの日々を重ねていきたい。
いまでこそ、安穏とした日々を送っているが
なかなか現実はそう甘くはない。
ヘルマン・ヘッセの小説「シッダールタ」という釈尊の
物語に「世界をそのままに求めることなく、単純に
幼児のように観察すると、世界は美しかった、月と星は美しかった」
と、あるように、「単純に幼児のように」という視点が
日々を清新に楽しく過ごすコツとも言えそうである。
「あれは何?」これ何?の質問の連続でくたびれるが
好奇心やエネルギーのかたまりは、老境にさしかかった
わたしにはまぶしくて、教えられることが多い。
昨今の神社仏閣の参詣には、お願いごと多しだけれど
朝、太陽に向かって礼拝し、感謝の意を現すことが
自身の波動を高める、とも、ある。
波動とは内面、人間性のことだ。
少しの気持ちの持ちようが、こころ豊かに暮らせるようにも思う。
さぁ、今年はどのように一年を飛翔させるか、ワクワクしている。
幼児の視点でものごとを観察してみよう。
今まで見過ごしてきた感動がどんどん増えそうな気がする。
そして小さな気づきを、感動を、絵や文章で表現できたらいいなぁ。
そんなことを元旦からツラツラ感じている処である。
羽子板は、子どものころ夢のあるものでした^^