ボクの机だぁ~♪
わが家の孫7歳は、今春2年生になった。
先日の入学式はセンパイとして、新一年生を迎え、
お祝いのことばを述べたそうである。
短いセリフに緊張して、はにかみながら臨んだことだろう。
いろんな役がまわってくるものである。
昨年、入学したときに机をどうするか、親は迷った。
昨今は、孫の双方の祖父母が張りきって上等なものを贈ることが多い。
その倣いで親として覚悟を決めていたものの、肝心のママや
とーちゃんは、子どもの机を見合わせた。
いつもリビングのテーブルで本を読んだりゲームをしたりしているから
しばらく様子をみてから買うことにしようということになった。
ママが手芸のミシンを置く愛用のカントリー調の机を与えていたのだ。
一年が経ち、ボチボチ本人用の机が欲しいだろうと
言うことで買うことに決めた。
それなら、来年一年生になる真ん中の子のも一緒に買おうか・・・
「う~ん、痛いなぁ・・・」と思案しているところに
彼らの親戚からお下がりの机が廻って来た。
義兄の知り合いの子どもが高校生まで使っていたという。
余計な飾りも一切なくシンプルで頑丈な机のようだ。
義兄一家が軽トラックを借りて潤平んちに運び入れてくれた。
ありがたいことに婿殿の兄も父も実に面倒見がよい。
何くれと手を貸してくれる。
思いがけずにやって来た中古の机!
一計を案じてペンキを塗ったのが冒頭の机である。
とーちゃんと潤平と、ママと、チビたち総出で働いた^^
今のペンキの材質は室内で使っても遜色ない、環境に配したエコ製品になっている。
安心して子どもも扱える。
机の色塗りの色彩を決めたのは当の本人だ。
なかなかオツなコーディネイトである。
「へぇ~~おしゃれな机になったねぇ、色がいいわぁ」
「このセンス、誰に似たんやろう??」
感心していると、娘がすかさず「もちろん、わたしよ!」
婿殿はボソッと「ばぁばや・・」
机ひとつに家族のコミュニケーションが現れている。
すっかり変身した手作り風机に7歳は満足げである。
そしてばぁばにも自慢する。
「ボクの机、かっこいいでしょ~~」