文字を書くと言うこと!
病気の発症からひと月あまりが経つことは何度か触れている。
一番驚いたのは文字が書けなくなったと。
何ということか。
自分でも信じられなかった、
焦った・・・
書けないというより文字の組み合わせそのものがわからなく
なり左側は思い出せても右側がまったく出てこなかったり。
文字はヘンや造りの組み合わせになっていて、両方が
思いだせないことには一つの文字として成り立たない。
ミミズがはったような、頼りない文字の羅列。
それでもボールペンを使い日常のことを書き綴ったことが
幸いしたのか少しずつ字を思いだした。
「ひゃ~~、わたしより漢字書けますやんか!」
「わたし、ここまで書けませんよう~~」
大阪弁で療法士さんは喜んでくれた。
そして多少マシな、見られる文字が書けるようにもなったのだ。
これには理学療法士さん援助も大きい。
ありがとう。
半月以上を要していた。
健康なひとでも字は書かないと忘れる。
自分の手や脳を使い「書く」ということの重要性を認識した。
メモでもいいからどんどん書くこと!
パソコン以外でも文字を書くようしなければ・・・。
デジタルが主の今の時代、若い世代に影響はないのだろうか。
便利さの裏にはいつも副作用がある。
かといって以前のようには戻れないことも承知はしているが怖い。
一方、キーボドを打つことにも、何らかの影響や変化が出ている。
すっと打てないのだ。
頭のなかでキーボードの文字列が変わっており、いつも同じところを間違える。
スピードも落ちた。
あれほど好きだった文章を書くことが億劫になっている感がある。
いずれ、それらは改善されるのか否か。
とにかく大学ノートを買ってきて漢字の書き取りをやろう。
今日は週末だ。
朝食を終えて外泊する。
久しぶりのわが家だ。
外の空気は戸惑うだろうなぁ。
でも嬉しい。
チビたちとも1か月ぶりの対面となる。
治癒へ向かう、わが身とこころを励ましているところだ。