懐かしい我が記事。

自己肯定感

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「あなたは、きれい!若々しく見えます!」と言われ
「まったくそのとおり!あなたはお目が高い!」などと
切り替えされたら、びっくり仰天だろう。


オリエンテーションの入り口でのゲームである。
二人一組になり、お互いの長所を3つ書き、相手に声高に伝える。
「そのとおり!あなたはお目が高い!」
言われたほうは、この言葉しか使ってはいけない。


自己を肯定するこのゲーム、なかなか楽しい。
日ごろ、面と向かって褒められることの少ない大人も
笑いを抑えながら気持ちは、高揚してしまう。


一泊二日で行われる、ある有資格者研修に参加した。


今年のテーマは「夢の実現を支援する仲間たち」
仕事と活動の場を両立させている近畿の老若男女が、
心をサビさせないために自己研鑽に訪れる。


「体重を10キロ減らしたい」という切実な願望から
叶いそうにないことまで夢は、年齢問わず大風呂敷で繰り広げられる。


ある70代の女性は、100歳まで生きて
いまやっている障害者用ダンスと歌を教え続けたい・・・
発表しているときのお顔が子どものように生き生きしている。


ある40代の女性は、「箱庭療法」からの転換を試み
いま「コラージュ療法」に取り組んでいる。
コラージュ、あの切って貼り付ける絵のことである。
雑誌などのページの好きなところを選び切り抜き、貼り付け
1枚の絵画を創作する。


出来上がったその絵は何の分析もしない
ありのままのその絵を受け止める。
そのひとの心のありようが様々に映し出されるからだ。
その療法を日常の援助活動に取り入れたい、と願う。

思い想いの夢を語り、聞くほうは、そのために
どんな支援ができるか考え、伝える。
演習のひとコマである。


「ロールリバースミニカウンセリング」は、クライアント役(相談者)が
擬似クライアントを演じ、カウンセラーとのロールプレイニングを担う。
オブザーバーとして二人のやり取りや進行を
見守る役もあるその演習は、みな真剣だ。


相手のこころに寄り添い、気持ちをしっかり聴く・・・
ありのままを受け入れて、一緒に絡まった糸をほぐしていく。
親が子どもを無条件に愛するように、肯定する。
プラス面をみつけ、たくさん褒めよう。


現実社会では、このちいさな関わりが、
ひとにとっては大きな救いとなることがある。
肯定したり、されたりは、自分を愛することができ、
他者にやさしくなれる。


このようなフォローアップ研修を25年以上続けている。
同期の仲間は、それぞれ歳を重ね、たまにしか会わなくとも
あ、うんの呼吸で話が通ずる親密さもある。
その人の人生を見てきても、いる。


懐かしくて、ふんわりと自らの気持ちが癒される場でもある。
他との関わりを大切にし、相手と自らの成長をも大事に育んでいる。


 

 

前のブログである。

読み返しても懐かしさがこみあげる。

今は長文も書かななくなった。

というより、書けないという方が正しいか。

 たたまたま引っぱりだしたブログ。

絵の稚拙さが時代を感じる。