「餅は餅屋」

モノを作るとき、日曜大工などで不慣れな人がするより
職人の技に任せたほうが安心できる・・・という場合
「餅は餅屋」と表現する。


専門の知識や技能が期待される場面も多様である。
わたしの知っている、ある社会福祉の無料相談では
司法書士や弁護士が活躍している。
ある学習のツアーに看護師のひとが同行することもあり
少しでも他のひとのためにと専門性を生かして輝いている。


これと似た「プロボノ」と呼ばれるボランティアの形が
新たに注目されているそうで、テレビでも放映していたのを
観たことがある。


「プロボノ」と言う言葉は「公共善」のためにという
ラテン語の略であるらしい。


ある記事によると・・・


「プロボノ」は、もともと法律に携わるひとが、
無償で相談などの活動を行うことを意味している。


今は、法曹界に限らず多くの人の職業上の能力や技能を
特定非営利活動(NPO)法人などのニーズに応用して
社会に貢献する全般を表すようだ。


さまざまな職能を持つ「餅屋」と「餅」を求めている
NPO法人とを結びつける事業もあるそうだ。


プロボノによって視野や人間関係が広がり豊かな人生を
送れる副産物?もあり、何と言っても普段の仕事をそのまま
生かして、人の役に立つ実感を得られる点に魅力があるという。


働き甲斐など、得るものも大きいことから、
積極的に取り組む企業もあるという。
違いを超えて結び合うネットワークづくりが
徐々に広がりつつある。


ということで、わたしの周りには様々な資格を持ったひとが
仕事をしながら、専門性を生かし休日などに行っている。
30代から60代ぐらいまでの層が多いなか
最近はリタイアした60代以降が増えている。


わたしなど歴は長いのに、実践はその爪の先ほども関わってはいない。
ぼつぼつと関わりを深めようと思っているけれど
さてどうなることやら。


餅屋の修行もまだまだ厳しい。


鹿の子ゆり 
万博で写した写真をもとに描いてみました。