しんぶん、新聞!!
4歳になる孫潤平は、わが家へ来るなり
「しんぶん、しんぶん!」と一目散に新聞を捜す。
最近、ひらがなやカタカナを覚えた彼は
「ポケモンといっしょにおぼえよう!慣用句大全集」の大ファンだ。
慣用句と共にカタカナで記されたポケモンの怪獣が、お気に入りで
ママと一緒に黄色のポケモンを探し、切抜きをママにねだる。
時に自分でハサミを使う。
そしてうれしそうに、「怪獣」の名前を呼び、拙いながら
文章も読むようになってきた。
もちろん意味などわからないのだが
ポケモンに出会うことが楽しみでならないようだ。
新聞などに関心のない潤平の好奇心がこのような
形で充たされると、ばぁばも嬉しい。
過日、読売が主催するバスツアーに娘たちと参加したとき、
車内で新聞が配られた。
ママが広げた新聞のなかに「ポケモン」を発見し、彼は大喜びである。
娘のところはY紙を取っていない。
バスから降りるとき、それを大事そうに持ち帰り、
以来ポケモンに関心を持った潤平は
わが家に来る度に新聞が一大事なのである。
わたしもおもしろそうな記事は切り取り、ファイリング
しているが「ポケモン」までは目が届かなかった。
「慣用句」は、大人のわたしが読んでもおもしろい。
なるほど!と改めて教えられることが多く、
さっそくファイルノートを販売店から
いただき、小さな学習者のためにとってある。
ポケモンの載っている日付のものは
別に整理し、切り抜きは潤平本人たちに
させることにしている。
新聞を開き探す楽しみのために。