はい、ち~ず♪
まったく、最近のソウスケ(2歳)ときたら、カメラに
異様な執着心を持つようになった。
娘んちで、彼ら団子3兄弟を映そうとデジカメを構えるや
走ってばぁばの傍に来て、カメラを取り上げようとする。
その取り上げ方がすさまじい。
6年ほど前の誕生日に娘夫婦から贈られたものだ。
本当は最新のが欲しいのだが、ぢっと我慢している。
旧いコンデジだが、まだ仕える代物だ。
チビたちのおもちゃにさせたくない。
ビデオの操作や、テレビゲームの繰り方も覚えるのが早い。
カメラを向けると、ニッと口を真横に結び
指を二本立てて、にんまりポーズを取る。
みんな同じポーズだ。
おもしろくない。
本舗初公開!チビたち3人。
日本一長い滑り台のある公園でママがスマホでパチリ。
(ひょっとしてママに怒られるかも・・・アップを)
どんな風に映ったのか確認したいのだ。
「いちいち寄って来るなぁ~~~」
眉をへの字に曲げて、鼻水も垂らさんばかりに大泣きに出る(泣きまねか・・)
彼の常套手段だ。
いつもこの手で自分の意思を通そうとする。
粘り強さにかけては上ふたりに勝っている。
ダメ!と言うと、兄も妹もすんなり引き下がったように思うが
3番目だけは通用しない。
丸いもっこりした手にカメラを構える。
オンになっていようがオフであろうが、お構いなしだ。
にこにことレンズを覗くと、「はい、ち~ずっ」
覚えたての言葉を発し、シャッターを押す(真似をする・・)
狭い距離をカメラを持って走り、見せてくれと要求するのだ。
当然、映っていない・・・
「あれっ、映ってないなぁ~」と、とぼけるが、
やっぱり可哀そうだからと、オンにしてチビスケに渡すところが
ばぁばの甘いところだ。
チビスケの処世術たるや、並みではない。
たいそう、ごきげんがよろしい。