一年が経った♪
昨日は月一度の検診日だった。
毎回ドキドキものだ。
そして結果に安堵する。
まさに綱渡りの感じである。
国立病院なのですべての検査と結果がその日のうちに
明らかになる。
ありがたいことだ。
一番先に血液検査、そしてMRI、脳外科の診察となる。
画像が30分ほどで出来上がると
そのまま放射線科医の診断を伺う。
「今回も何も変化ありませんねぇ」
画像を見ながら担当医はニコニコと伝えてくれる。
変化がないということは現状維持であり
喜ばしいことのようである。
手術で取り残した腫瘍が浸潤して大きくなると
ことは重大である。
今のところ大事はなさそうだ。
そして主治医(脳外科)の最終診断を仰ぐ。
いまどきの病院は患者のカルテがシステム化され
データとして蓄積され看護師も他の医師も閲覧できるようになっている。
それぞれの担当の医師が患者から聞き取った情報も
逐一ベース化されているので膨大な量になるはずである。
主治医も、近況を聞きながら書き込んでいる。
丹念に画像を診て、ニコニコとよくここまできましたねぇ。
あともう一年、このままの状態で治療を続けて
行きましょうね~
テレビドラマの世界だったらおそらく最初の時点で
余命何か月などと告知され患者は悲嘆にくれ
心を乱すことになるのだろう。
しかし、こちらの病院の医師たちは決してそんなことはしない。
「人間の命を簡単に決められませんよ」
二人の担当医は言う。
抗がん剤の副作用もなく日常の生活が出来ていることに感謝している。
しっかり食べて体重を維持し免疫力をあげることが
自分にできる最良の薬だと思っている。
いろんな方の励ましをいただき一年を迎えようとしています。
見守っていただき深く感謝しております。
快方に向かっているとは言え、まだまだ疲れやすいので
気ままをお許しくださいね。