サンマも滅多に口にできなくなった。
油の乗ったサンマは大根おろしを添えて
焼きたてを食べる。
あの匂いが懐かしく感じるほど、最近は口にしていない。
数十年に前に逝った夫は、サンマを食べるのが上手だった。
猫も跨いで通るほど、きれいに食べていた。
特に腸「はらわた」苦さがお気に入りで
私や幼い子ども達にまで食べる事を強要していた。
さすがに、夫以外は誰も食べない。
今となっては懐かしい思い出だ。
冷凍魚を求めてもいいが、何となく気が乗らない。
庶民の食べ物が今や高値の花だ。
や~い。
サンマ君、君は何処へ行った。