2012-01-01から1年間の記事一覧

ホテル物語

わたしは、今でもシティホテルが好きだ。 退職してのち、外出がめっきり減ったけれど 人との待ち合わせには、ロビーを指定することがある。 たいていの場合わかりやすい場所にあり、行きやすい。もちろん近隣の喫茶室や本屋さんでの約束がだんぜん多いのだが…

赤と黄色

『赤と黒』はフランスの革命を舞台にした胸躍らせるスタンダールの長編小説だが、 「赤と黄色」は、わが孫、3歳の年少組の帽子の色である。 なに組だったか、すぐに忘れる。 したがって帽子の色も定かでないといった方がよいのだが。 冷たいお茶がいいのか…

編めちゃいましたぁ。

孫の運動会が終わったあと、娘宅へ寄らずに 帰る道すがら、ホテルでランチを摂った。 ひとりで外食などめったにしないけれど静かな処で、ご飯を食べたい気分。 先ほどの歓声やら、ウルウルやらの興奮まだ冷めやらず。 炎天下での3時間は、やっぱり疲れる・…

ああ〜またしても・・・

喉の調子がおかしい、イガイガしてきた。 鼻水もポタポタだ。 つい1か月前に同じ症状になったばかりだ。 原因は、わからぬ。 akiko 暴飲暴食なし、夜遊びなど昔の話し。 不摂生など縁のない、健全な暮らしだ。 ストレスもなし。(と、自分では思っている) …

歴女が選んだ城下町ランキング

歴史好きな女性を「歴女」と言うそうである。 いつからそのような呼称ができたのか知らない。 最近は、ゲームやマンガに登場する戦国武将の かっこ良さから歴史を好きになる女性が多いという。 日経紙が 歴女1000人に城下町の魅力を訊いたら 以下のよう…

「悪貨は良貨を駆逐する」

タッパーのふたを開けると麹の甘い匂いが胃ぶくろを刺激する。 関東に住むナビのメンバーが大阪を訪れ「手作りの味噌」を おみやげに頂いたものである。 お味噌汁だけではもったいない、もろみとして重宝しそうである。 懐かしい香り、しばし亡き母を思い出…

秋の夜長のお酒と夕餉は・・・

食欲旺盛だ。 しかし、ひとりで食す夕餉の味気ないこと。 ときどき、娘宅を訪れてはチビたちとの遊び相手と引き換えに にぎやかな食卓でのご飯を相伴する。 昨日は、わが家へ久しぶりの客人である。 おはぎの残りのあずきを使い 季節はずれのぜんざいを作っ…

写真の「撮られ上手」になる方法

デジカメやスマホの影響で写真を撮る機会が増えている。 植物や風景などにカメラを向ける場合がいいが 自らが被写体になると、もうNO!である。 歳を重ねるにつれ、写真を撮られるのがイヤになる。 特にスナップのひどいこと・・・ 思わず目をそむけたくなる…

パソコン絵画で遊ぼ!

一夜明けて、すっかり秋の気配が濃厚になりました。 わが散歩道の川も、水かさが増え恐ろしい水音をあげています。 秋の虫も負けじと、涼やかな音色で合戦を繰り広げています。皆さまのところは、台風の影響はなかったでしょうか。 お見舞い申し上げます。 …

映画「最強のふたり」

久々のヒット作と思えるほどの感動である。 いやぁ、おもしろい! 泣けた・・・。 バロック音楽が随所に流れ、気持ちが高揚してくる。 もう一度、劇場で観たいと思うほどである。 [:] 2011年、フランス映画。 監 督: エリック・トレダノ, オリヴィエ・ナ…

左手で拳を、右手は握手を、民には拳のみを知しめる千変万化の4000年

歴史の教科書に載っていた平家と源氏の『富士川の戦』を思い出した。 この戦は、平家軍が決戦前夜に源氏軍の炊事の火を源氏の松明と思い込んで大騒ぎし また夜半には沼にいた多くの水鳥がいっせいに飛び立つのを源氏の襲撃と勘違いし、 大慌てで陣を放棄して…

アロマテラピーで

水曜日は、ささやかな、わが仕事からも離れている。 平日では唯一ゆっくりできる曜日だ。 朝から、ぼ〜っとしている。 数日まえに知ったネット社会での情報を反芻している。 まさに魑魅魍魎の世界。 小心者で世間知らずなわたしは、ただ只驚愕するばかりだ。…

ピグマリオン効果

学校などでひとつのクラスをA,B二つのグループに分ける。 簡単なテストをしてAグループには採点した答案を返し Bグループのそれは、見ないでおく。 そしてBグループを一人ひとり先生が呼んで 「このあいだのテストは良くできていた」と褒める。 みんなに同じ…

思わせぶり

先日、所在無げにテレビを見ていると NHKの「ためしてがってん」をやっていた。 テーマは『ついに発見!顔のシワ 本当に作らない美肌術』という。 へ〜ぇ、それは興味津津とばかり、ソファにどっかり腰を据え しばし見入った。 しかし・・結果は「な〜ん…

風邪を引いた・・(−−〆)

医者も青くなるこの季節に、なんと風邪をひいてしまった。 喉が痛い。 でもいつものように、たいしたことではない。 鼻水が、ポタポタ落ちる程度で、熱もなければ食欲も普通。 何の不便も感じない。 けれど、やたら眠たい。 眠いのは、疲れのバロメータであ…

学校のいじめの根源

いま一番心を痛めていることに「学校でのいじめ」と「乳幼児虐待」がある。 どちらも毎日のように紙面を賑わし、その陰湿さと残虐さには目をそむけたくなる。 いったい、どうしてこんなことが! いつから日本人がこんなにふうになり下がってしまったのか! …

敬老参観

いつのまにか「敬老」の仲間入りをしている。 あまり受け入れたくない言葉であるが可愛い孫のためなら、エンヤコラだ。 「敬老参観」なるものに行ってきた。 5歳児の入園のときからだから、今度で出席するのは3回目になる。 今年は3歳児が入園し、ふたり…

わが家の因縁話し

いま30代の長男が生まれたとき、同居の姑は 「わが家の因縁がひとつ切れた!」と大喜びしていた。代々、わが家系は「男」が育ちにくいとされる。 夭折し「長男でも第1子で生まれていない」ということらしい。 明治生まれの舅は第4子であるが、 長姉とは…

あのときの写真・・・

娘は、わが家の押し入れをかき回しては、不要と思えるモノを持ち帰る。 先日も「うわぁこれ、もらっていい?」 わたしが使っていたヴォーグの「かぎ針編みセット」をみつけ喜んでいる。 押し入れをかきまわす内に、ひとつの紙袋をみつけ「何これ?」と差し出…

何がしあわせかって・・・ どこも痛くなく、痒くもなく おいしくご飯が食べられること。 からだに不調がないこともうれしい。 そして一番のしあわせは、 「今日一日することがある」ということだ。 目的があるというのは、元気の源である。 退職してのち、気…

心やわらぐもの

秋の始まりは、寂しい。 ギラギラした日差しが傾き、コオロが鳴きはじめると センチな気分になる。 なぜか人恋しい。 [: 一日おきにブログを発信している。 書き出して3年になるとあちらこちらに馴染みの友が増え 軽口も叩けるぐらいの親密さも増して来てい…

文明の利器よ、どこまで?

朝の散歩の時間が、ずれている。 夏真っ盛りのころは、1分でも早く家を出ないと陽が昇り、大汗をかく。 なるべく早く家を出なければと急いでいた。 いまの5時は、まだ暗い。 [:w] 夜が明けるのを待ち構えるように外に出る。 湿った川面からの風を思い切り吸…

「普通である」ということ

先日一緒に映画を観た友人は、みな60歳を超している。 30年来の旧い、つきあいである。 若気の至りで、深夜まで飲み明かしたこともある悪友だ。 彼女たちとは、沿線が違うせいもあり、めったに会わない。 会えば際限なく話が弾み、つい帰宅が遅くなるという…

うしろ姿に惚れた

上映中の、高倉健主演「あなたへ」を観た。 亡き妻の絵手紙「散骨はわたしの故郷へ」という遺言を尊重し 富山から九州・長崎の平戸まで遺骨を積み、車で向かう。 「どうしてNPOに?託したのか。生きている間にどうして言ってくれなかった?」 始終、猜疑…

血脈を読み終えて・・・

[:360:left]佐藤愛子著「血脈」上・中・下 3巻を、やっと読み終えた。 1巻600ページ、全1800ページであるが、3週間もかかった・・・。 最近は目の疲労感もあり、ページを繰るのが遅い。 でも早く読み進めたい気持ちが強く、横浜へもカバンに忍ばせていた。 …

夫婦のかたち

先日、横浜でお会いした師は、行動的な女性である。 油絵や水彩画を専門にしており 寝ても起きても三度のご飯より、描くことが好きなひとである。 「素晴らしい出会い」で綴っているので、よろしければ こちらもご覧いただきたい。 その彼女が年に数回訪れる…

舞鶴へ

車窓からくっきりと青空が広がる。 手を伸ばし、つまんで食べたくなるような 綿菓子ようのまっしろい雲。 のどかな田園風景がどこまでも続く。 赤トンボの舞う姿や、色づいた稲穂は しっかりと秋の訪れを感じさせる。 景色が変わるたびに車内の温度がひんや…

「珍事件」満載の笑えるオフ会

まったく、わがサークルのオフ会ときたら どうしてこうも「付録」がつくのだろう。 真剣に悩む。 これはひとえにリーダーの資質によるものか。 お天道さまを仰ぎ、まっとうに生きてきたわたしには謎だ。 今回は、ブルさん率いる有名な『温泉倶楽部』とのコラ…

感謝申し上げます

横浜そごうで開催された作品展に行って来た。 2日間の滞在は、想像以上に濃密で思わぬ副産物を 得た感があり、思い出深いものとなった。 出品した作品は一度ギャラリーに載せたものを 描き直したものである。 全国各地で一緒に学んでいる、他のかたの作品に…

一顰一笑(いっぴんいっしょう)

この数年、大正から昭和の初期にかけての著書を読むことが多い。 若いころは新進作家や、似たような世代の軽い読み物を乱読していたが 昨今の改行ばかり多い、スカスカの若い作家のそれなど、 物足りなく感じるようになった。 以前にも触れたが山口瞳、北杜…